GONZOの映像って、個人的に、画で全くといっていいほどそそられないのですが、この作品は内容のほうも、”可もなく不可もなくという不可”といった感じでした。
子供に見せる分にはそこそこな完成度、大人が観て耐えうるかというと首を傾げたい。
文庫本3冊分を2時間弱に収めたという原作付きの宿命をものの見事に背負って背負いきれてないです。ああ、原作では活躍するんだろうなあ、というキャラがいまひとつ活躍し切れてないとか、中間すっ飛ばしとか。
原作既読者の話だと、願いをかなえる上での制約が沢山あるらしいのですが、そういうのがすっぱ抜かされていたので、クライマックスのありがたみが薄かったです。
あと、やはり後半になるとだんだん説教じみてくるところで胃もたれです。そんな直接言われても。
そして近年のアニメ全般に言える、2Dと3Dの融合の気持ち悪さ。大変なのは分かるけど、せめて平面で構成してほしいです。2Dレンダリングするとか。
原作と比べて遜色ない出来にできないのなら、無理して映像化する必要も無いのではないか、と、宮部みゆきといったら「模倣犯」の悪夢を思い返しながら思うのです。
でもクライマックスで泣いてる人がいました。普通の人は泣けるのかなぁ?ううーん……
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